常に充放電を繰り返す車のバッテリーですが
健康状態を確認する上で大事なことは
十分な電圧(12.4V以上)あること
十分な電気容量を持っていること
この2点です。
通常、健康なバッテリの電圧は約13.0V程度あり
逆に12.0Vを下回ると車両の電気部品はダウンします。
また電圧がしっかりあってもバッテリーが持っている
電気容量が足りなければ、すぐに放電してしまいます
例えば、ガス欠やエンジントラブル等でセルモーター(スターターモーター)を回し続けると、
そのうちセルモーターが動かなくなります。これはバッテリーの電気容量が放電したことを意味します。
エンジンはバッテリーの電気でセルモーターを動かすことにより始動します。
そのあとはエンジンが動くことで発電機(オルタネーター)が発電し、車に必要な電気を賄います。
その際、余剰電力はバッテリーに行き、充電される訳です。
バッテリーの電気容量が大きければ、大きいほど
大きな充放電に耐えられます。
ちなみに、バッテリーが一番放電するのは
エンジン始動時です。
エンジンを始動するだけの力があれば
バッテリーとして十分な能力とも言えます。
そこで、電気容量を確認する為のひとつに
CCA値(コールド・クランキング・アンペア)というのがあります。
冷たいエンジンを始動する際の電気量です。
CCA値が十分であれば
真冬の朝一でもエンジンが始動します。
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